呼吸法を教えて思ったこと。
仕事で子どもたちに
「簡単な呼吸法をやってみよう」
という機会が何度かあった。リラックスさせるためにだ。
まずは、子どもに腹式呼吸を分かってもらうため、座ったままで
「手を組んで、お腹の上に乗せて、息を吸ったり吐いたりしましょう」
「お腹が膨らむときって、息を吸った時?それとも吐いた時?」
とやってみた。すると、あちこちから
「どっちもお腹引っ込む〜〜」
と聞こえる。う〜〜〜ん。
「じゃあさ、ゴロンと上向きに寝転んで、お腹の上に手をおいて呼吸したら?」
「あ・・・わかる!」
「息吸った時に膨らむ〜〜!」
(ヨシヨシ。成功!成功!)
「それでは、息を5秒吸って、3秒止めて、10秒かけて、ストローで細く長く吹くように息を吐いてください。ハイッ」
「ーーーーーブハッ(笑)」
「3秒も止められない〜」
「8秒しか息はけなかった」
「練習したら上手になるからねーーー。はい、あと●回繰り返すよ〜」
という風に進む(最後に消去動作も教える)。
呼吸法を何度か教えて思ったのは、
深呼吸が分からない子が意外といること、
身体の力の抜き方がわからない子が多いことだ。
きっと子どもなりに、すごく緊張して生活してるんだよなぁ。
それから、呼吸法をしばらく練習すると、
子どもが少しだけ落ち着く。
「呼吸法やったら、なんだかお腹がポカポカして来たよ」
と教えてくれた子もいた。
もしかしたら、閉眼して呼吸と身体に意識を向けるよう付け加えた方がなお良かったかも。